こんにちは!
お待たせしました。
おもちゃオンラインの人気記事、日本おもちゃ大賞のご紹介です。
この記事では、2025年8月末に開かれた東京おもちゃショーにて発表された、「日本おもちゃ大賞2025」の受賞商品をご紹介したいと思います。
日本おもちゃ大賞とは
毎年開催されている「東京おもちゃショー」という、おもちゃの見本市で発表されるのが「日本おもちゃ大賞」!!
2008年から発表されており、今年2025年で17年目を迎えました。
おもちゃを選ぶ上で参考にされている方も多い、国内では1番知名度の高いおもちゃ賞ではないでしょうか。
おもちゃオンラインでも、日本おもちゃ大賞の記事は注目度が高く、皆さんの関心の高さが伺えます。
「日本おもちゃ大賞」に選ばれるおもちゃは、東京おもちゃショーに出展する企業からの自薦となっています。
・東京おもちゃショーへの出展料がそれなりにかかる
・推薦できるおもちゃの基準が高い
これらをふまえると、日本おもちゃ大賞に選ばれるのは、大手おもちゃメーカーさんの商品が多くなります。
全てのおもちゃの中から選ばれているわけではないという点にはお気をつけ下さい。
おもちゃ大賞には、個人のおもちゃ作家さんや海外メーカーのおもちゃはほとんど選ばれないんですよね。
気になる方はこちらをチェック☟☟
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また、「日本おもちゃ大賞」に応募できるおもちゃは、STマークの所得が必要となっています。
日本で使われている、「玩具安全マーク」のこと。
第三者検査機関によるST基準適合検査にて、機械的安全性・可燃安全性・化学的安全性などのチェックを受け、合格したおもちゃに付けることができます。
そして応募されたおもちゃの中から、審査員の方が受賞商品を選びます。
毎年変わるのですが、今年は11の部門で46個のおもちゃが受賞しました。
応募された350点のおもちゃから選ばれた精鋭たち、各部門ごとにご紹介していきたいと思います。
日本おもちゃ大賞2024 ~ベーシック部門受賞商品~
日本おもちゃ大賞2024 ~アクション部門受賞商品~
日本おもちゃ大賞2024 ~キャラクター部門受賞商品~
日本おもちゃ大賞2024 ~ゲーム&パズル部門受賞商品~
日本おもちゃ大賞2024 ~デジタル部門受賞商品~
日本おもちゃ大賞2024 ~バラエティ部門受賞商品~
日本おもちゃ大賞2024 ~共遊玩具部門受賞商品~
日本おもちゃ大賞2024 ~ヒット・セールス賞受賞商品~
共遊玩具部門とは
共遊玩具とは、共に遊べるおもちゃという意味です。
誰と共にかというと、目の不自由なお子さんや耳の不自由なお子さんと共にということ。
障害のある子もない子も、みんなで楽しめるおもちゃが、この共遊玩具部門には選ばれます。
共遊玩具部門の募集要項は、
「目や耳の不自由な子もそうでない子も、障がいの有無に関わらず楽しく遊べるよう「配慮」が施された玩具」
となっています。
他の日本おもちゃ大賞の部門とは違って、共遊玩具に当てはまるおもちゃかという審査もされています。
何気なく遊んでいたおもちゃの機能が、実は配慮されていたものだったりすると、大人としても気づかされることがあります。
今年は大賞が1点、優秀賞が4点が選ばれています!
是非チェックしていって下さいね。
日本おもちゃ大賞2025 共遊玩具部門 大賞
おしゃべりオートロック 2階建てのグラン・メゾン
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「おしゃべりオートロック 2階建てのグラン・メゾン」は、2025年10月に登場した新しいリカちゃんハウスです。
今までのリカちゃんハウス、「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」と比べて最大の違いは、2階建てになっているというところです。
上の階に行くエレベーターが付いているのも特徴で、子ども達のテンションが上がるポイントになっています。
平面のお家の方が遊びやすさは上だと思うのですが、「憧れのお家!」ということでいうと、2階建ての方が魅力的に感じるのかなーと思います。
いつもは日本おもちゃ大賞のベーシック部門に選出されることの多いリカちゃんシリーズですが、今回は共遊玩具部門での受賞となっています。
目の見えないお子さんが触感で楽しめるように、各所で音が鳴るようになっていたり、テーブルにお皿やグラスを固定することができたりといった工夫がされています。
これは目の不自由なお子さんだけでなく、子どもたちが遊ぶときにも嬉しい機能ですね。
対象年齢は3歳~となっており、リカちゃんデビューに合わせて一緒に購入するのがおすすめです。
テーブルに食器を固定するための穴を追加するなど、各所にさわってもずれにくく落ちにくい工夫を盛り込み、玄関の開閉や各階へのエレベーターの到着を音で知らせたり、床面や紙小物の手触りに変化を加える等の充実した配慮が評価されました。
日本おもちゃ大賞2025 共遊玩具部門 優秀賞
モ~モ~ミルク!コロッとたまご! ふれあいアンパンマン牧場
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「モ~モ~ミルク!コロッとたまご! ふれあいアンパンマン牧場」は、アンパンマンと楽しく牧場遊びができるおもちゃです。
日本おもちゃ大賞2025のベーシック部門でも優秀賞を受賞しています。
アンパンマンとウシのお世話を楽しむおもちゃで、目の不自由なお子さんにも楽しめる工夫がされています。
例えばウシのお乳はシリコン素材となっていて、触感が他のパーツと異なっているので乳しぼり遊びがしやすかったり、各所で動かすごとに音声が流れるので、どんな遊びをしているのか理解しやすくなっています。
普段なかなかできないウシのお世話を、おもちゃを通して楽しめるのも魅力的ですね。
ニワトリが卵を産む仕掛けもあり、身近な食材がどう作られるのかを知ることで、食べ物への関心や食べ物を大切にする心を育むことができます。
対象年齢は3歳~です。
うしの本体とお乳が異なる素材で触ってわかる点や、にわとりを正しい向きで填められる形状になっている点など、牧場体験を通じて食育に繋がる玩具を共遊玩具化したことが評価されました。音声による遊びの誘導や道具がちらばりにくい工夫も評価されました。
運動・知育・遊びもいっぱい!GoGo! アンパンマンサイクリング 【2025年11月発売予定】
https://www.segatoys.co.jp/toy/22063「運動・知育・遊びもいっぱい!GoGo! アンパンマンサイクリング」は、屋内で楽しめる自転車型のおもちゃです。
日本おもちゃ大賞2025のエデュケーショナル部門の優秀賞にも選ばれており、2部門での受賞となっています。
そしてアンパンマンシリーズのおもちゃは共遊玩具部門で2つ目ですね。
安心のアンパンマン!
「運動・知育・遊びもいっぱい!GoGo! アンパンマンサイクリング」は、目の不自由なお子さん、耳の不自由なお子さん、どちらも楽しめるおもちゃになっています。
屋内で、ジムにあるトレーニングバイクのように漕いで楽しむのですが、テレビに接続することで画面と連動したゲームを楽しむことができるようになります。
音声で遊び方を案内してくれるので、目の不自由なお子さんも楽しむことができます。
また、テレビの画面にはイラストで分かりやすく遊び方の説明がされるので、耳の不自由なお子さんも画面を見て楽しむことができます。
対象年齢は2歳~5歳となっています。
音声で案内している遊びの説明や、正解/不正解・勝ち負け等の結果を全て字幕やイラスト・アイコンで案内しています。文字が読めない可能性のある対象年齢(2~5歳)の子供たちに合わせ、イラストやアイコンで案内した点がわかりやすい配慮として高く評価されました。
ちゅ~るちょうだい!ぺろりーにゃ
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「ちゅ~るちょうだい!ぺろりーにゃ」は、ちゅ~るをぺろぺろしたり、甘えた鳴き声に癒されるネコのぬいぐるみおもちゃです。
ネコの大好物として有名な‟ちゅ~る”のいなば食品と、老舗おもちゃメーカーのイワヤ株式会社のコラボ第2弾!
第1弾の「ちゅ~るあげるね! チワマルちゃん」は、日本おもちゃ大賞2024のベーシック部門で優秀賞を受賞しています。
ちゅ~るを近づけると、下を出してぺろぺろするのですが、結構リアル(笑)
かわいくてぺろぺろさせすぎるのもダメみたいで、色々なリアクションをしてくれるので要チェックです。
お馴染みのCMソングが流れるのも、楽しいですよ。
対象年齢は3歳~となっています。
肉球は刺繍で表現され、目、鼻、口が別素材になっていて顔立ちが分かりやすく、重り入りの尾で猫の特徴が再現されています。舌の動きでちゅ~るを食べる感触が伝わり、お馴染みのCMが共遊玩具化された点などが評価されました。
ピカチュウといっしょ! おしゃべりことばスキャナー
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「ピカチュウといっしょ! おしゃべりことばスキャナー」は、本体にカード(ことばふだ)を入れるとピカチュウがことばを読みあげてくれる学習玩具です。
ことばふだは100枚あり、表裏使用できるので、200のことばを学ぶことができます。
「ひらがな・カタカナ・アルファベット・すうじ・いろ・ようび・かたち・がっき・あいさつ・ひょうじょう」といった様々なジャンルがあります。
楽しみながらことばに触れることができるおもちゃです。
そして「ピカチュウといっしょ! おしゃべりことばスキャナー」は、目の不自由なお子さんへの配慮が沢山あります。
・ことばふだに貼る点字シールが無料で貰うことができる。
・操作ボタンに●と■の凹凸を付け、ボタンの違いが分かるようになっている。
・説明書が視覚障害の方が使用する読み上げソフト、スクリーンリーダーに対応。
・豊富な効果音で聴覚で楽しむことのできる工夫がされている
ここまでやってくれると、共遊玩具部門に選ばれて良かったなと思います。
対象年齢は3歳~です。
液晶玩具では目の不自由な子供たちは文字学習が行えませんが、アナログ玩具では共遊玩具化の余地があり、ゲームに必要な点字シールの提供や操作ボタンの形状を変えるなど、実際に共遊玩具としての各種配慮がされている点が評価されました。
さいごに
以上が、日本おもちゃ大賞2025の「共遊玩具部門」を受賞した5点になります。
耳の不自由なお子さんは、視覚があるので、通常のおもちゃでも遊び方などは分かるのかなと思いますが、目が不自由なお子さんのおもちゃは、配慮があるものだと助かりますよね。
また、みんなで楽しむというのもポイントですね。
ハンデのあるお子さんも一緒に楽しめる、優しいおもちゃを皆さんも是非手に取ってみて下さい。










